こんにちは。昨日は、もうすばらしい日でした。

FONTPLUSのセミナーに繰り上げ参加。補欠でこんなの誰もキャンセルしないよ〜〜〜(泣)と思っていたのですが、雪が降ったせいか、まさかの補欠参加できることに!!

ということで、ありがたく行ってきました。

 

■藤田さんと祖父江さんについて

藤田さんは、言わずと知れた筑紫書体の生みの親。

わたしは去年放送のNHKプロフェッショナルを見ていたので、そのフォントへのあふれる情熱に感動して、是非お話を聞いてみたい方でした。
(こちらはNHKオンデマンドで今でも見れるようです^^)

(出典:https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2016070457SA000/)

 

また、祖父江さんは、わたしにとっては「伝染るんです」の装丁の方。

この本を見た時、「まんが」ではなさそうな装丁に度肝を抜かれたのを覚えています。「まんが」らしからぬ装丁。

それまで見ていた「まんが」本は、カラフルでつるつるした紙に覆われていて、「見て!買って!」というオーラがたっぷりだったんですが、この本はものすごく媚びてない。斜めに構えた姿勢を感じました。なんというか……装丁に主張を感じたんですよね。その時は、”装丁”という仕事をしている人がいることは全く知らなかったのですが、その後祖父江さんのことを知りました。

 

 

最近買った本でも、「すごい!何この装丁!!」と思ってジャケ買いしたこちらの本。

雑誌の人格

雑誌の人格

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能町 みね子
文化出版局
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家に帰って落ち着いて裏表紙をめくると、やはり祖父江さんのお名前がありまして、なんとなく「そりゃそうだ……」と思ったのでした。

もう、びっくりさせる装丁では、祖父江さんの右に出るものはないのです。(もちろん左に出るものも……)

 

■そして、イベント始まる……!!

はじめて生で見る、藤田さん。そして祖父江さん。

祖父江さんはまさかのベビーピンクのモヘアニット。

男性がピンクを着こなすのはむずかしい。ましてやベビーピンクのふわふわニットなんてますます難しいのに、自然に着こなす祖父江さん。

 

 

カメラがゆるされたのは、スライドが入らない最初の5分間だけ。

筑紫書体が生まれた背景や、藤田さんのこだわり。そして祖父江さんの「ここが好き」とのコメントが相まって、本当に楽しい対談でした。フォントを制作されたのは藤田さんですが、そのフォントを時折祖父江さんが「これはXXXXXXの時に使わせてもらいました」とはさむので、とてもわくわくさせられました。

よいものを作る人は、よいものを作る人との交流があって、そこにセンスの支え合いみたいなものがあると感じられて、そんな世界を垣間見れて、本当に楽しかったです。

 

■お二人とめっちゃ近い!懇親会。

イベント後は懇親会に出席しました。会場は、ソフトバンク・テクノロジーさんの入っている新宿イーストスクエアの敷地内のお店。会場の雰囲気はこんな感じ。

 

なんと藤田さんも祖父江さんも参加。

全デザイナーの憧れの的であろうお二方と、至近距離で話せるとか、本当に貴重。

こちらの写真は、還暦を迎えられた藤田さんが、主催者さまと会場のみなさまからのプレゼントを受け取られた時の写真。祖父江さんは還暦はまだですが、還暦の前祝いということで、祖父江さんにもプレゼントが。耳をかじってのポーズが、ふつうじゃおもしろくない!と言わんばかりの祖父江さんスタイルでなんともいいです。

 

 

この後、祖父江さんはわたしの隣にも来てくださったんですが、そのときに話をしたさまざまなことが本当にありがたいアドバイスでした。どんなことを話したかというと……と書きたいところですが、うまく表現できる自信がないので、今回は割愛。

 

ひとことだけシェアさせて頂くと……、祖父江さんがこんなことをおっしゃっていました。「整理整頓っておもしろくて、整理しようと思っても整理しきれないものがあるんだよね。それがおもしろいよね」と。そして、「それを隠しちゃだめ」とも。

 

おおっ。これはなんだか重要なヒントな気がします。

「えっ!どういうことですか?」と当然聞きはしましたが、とてもお答えを消化できている気がしないので、これから祖父江さんのインタビューや本でのご意見などを読みつつ、自分の知見を深めたいと思いました。

 

 

■おまけ

このセミナーでプレゼントされていた本があるのですが、それが以下の本。

もう家に帰ってくるなり、検索。めっちゃ評判よいではないですか!!

まずいちばん高い本。

 
その次に高い本。ちなみになんで「高い」って言っているかというと、じゃんけん大会の前に祖父江さんが「一番高い本ってどれ?」と確認されていたからです。どれもよい本の場合、たしかに一番高い本をプレゼントでもらって、後は自分で買うのがいいですものね^^

 

文字のデザイン・書体のフシギ (神戸芸術工科大学レクチャーブックス…2)
祖父江 慎 藤田 重信 加島 卓 鈴木 広光
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こちらは月刊Mdn。Kindle Unlimitedなら、こちらは無料で読めます!!(※会員登録必要)

月刊MdN 2016年 7月号(特集:祖父江 慎、宇宙人に本という概念を問われたならば。)[雑誌]
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ついでに、こちらもチェックしました。

祖父江慎+コズフィッシュ
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た、高い……でも、欲しい……とふるえる指を抑えましたが、内容はかなり魅力的。出版社がパイインターナショナルなのがまたやばい。パイさんということは、クオリティに妥協がなさそう。。。
ほしいけど、デザイン関係の本で既に破産状態なので、一晩寝て考えることにしました(汗

 

■筑紫書体のWebフォントを使うには?

なんと無料トライアルがございます!このイベントに出ると、フォントの違いや細かいエッセンスを実感してしまうがためにどうしてもフォントを使いたい衝動にかられるのですが、フォントというのは高いもの。高いから、どうやって使おうとか、どれにしようとか選別していると、使うことを躊躇してずっと使えない……が起こり得るのですが、このサービスはありがたいです。

(出典:https://webfont.fontplus.jp/trial/terms)

ライセンスが、2種類あるようなので、どちらにしようか、現在悩み中。。。是非使ってみたいと思います^^

 

■個人の感想と反省

今回イベントに出席してみて、フォントに対するモチベーションがものすごく上がりました。

だって、筑紫フォントと、他のフォントの比較とかでわかりやすく説明されると、もうその差は歴然。フォントって、デザインに関係ない人たちの中では「微差」だと思うのですが、わたしの中で、「ちがいがわからない”ちがい”はものすごく強い」という気持ちがあります。明らかに違うものだと、人は身構えるけど、違いがわからない違いは、潜在意識に訴えかけると思うからです。そして、人は、そのちがいに気が付かず、そのちがいを眼にして自分が取った行動は、自分の”意志”によるものだと考えがちです。押しの強い営業よりも、押しの弱いというかむしろ引くような営業をして、相手がおのずと行動すること、それを働きかけること、それは一番強いはずです。

これからは本も読みつつ、自分でも文字をトレースしたりなんかして、もっともっと学んで行きたいと思います!